2013年9月27日金曜日

ベジ系料理本

外国に住むことで直面する問題の一つ、毎日の食生活。

アメリカの、しかもポートランドは寿司屋や日本食レストランが多いし、日本(アジア)食材を扱うスーパーも何件かあるので、それほど不自由しない。でも不自由に思うかどうかって、自分がどこまで受け入れるかだよねー。

我が家の旦那は日本に住んだことはないけど元々何でも食べられる方なのと日本食も納豆以外は大概OK、しかも食材にはわたしより気を遣ってるところもあって基本スーパーはオーガニック・ローカル系を利用し、野菜多めで肉少々な割合はわたしにバッチリ。よって日頃の夕飯はわたしがクックパッド(様々!)見て作る和食/アジアンが中心でいいのは、本当に助かる。

それでも大好きなきのこ類は高いし、スーパーにある野菜は日本のものとは品揃えが違うので、あるもので何とかするしかないよね。


昨日旦那の本棚から引っ張り出した、3冊のベジタリアン料理本。新発見がいっぱいあって、とっても面白い!

写真 4.JPG

一番左のはThe Vegetarian Epicure Book Two by Anna Thomas、なんと初版が1950年代 で、ベジタリアンと言っても卵・乳製品を使うので食材は肉以外といったところなので使いやすそう。イタリアンやインド料理が多い。試したいレシピがちらほら。

真ん中のはVegan with a Vengeance by Isa Chandra Moskowitz。vengeanceというのは仇討ちとか復讐と言った意味で変なタイトルなんだけど、著者はNY育ちのユダヤ系アメリカン、ビーガンの料理番組とかやってたらしい。全体的に粉ものとフルーツの糖分が多い印象。レシピの手順にナンバリングがされてなくて完全に文章なのでレシピとしては読みにくく、エッセイと思ったほうが面白い。

右手はThe Modern Vegetarian Kitchen by Peter Berley、これはかなり斬新だけど興味深い。タイトルはベジタリアンだけど内容はビーガンだと思う。昆布や醤油、みりんを多用しているので受け入れやすそう。でもみそ汁のレシピにレモンジュースとか刻んだパセリのトッピングとか、和洋折衷はありえないって人には無理かもしれないけど、マンネリ化した自分の料理に一工夫入れたい、ましてや旦那がアメリカ人ならアメリカ人シェフが書いた日本食材を使ったレシピなら口に合うってことなんじゃ、と思った方がいい。
日本語のレシピを見て足りない日本食材を補うことを考えるより、この本を参考にしてこっちで手に入る食材で料理する方が利にかなってるってこともあるし。

醤油やだしは使えるけどいまいちハーブ・スパイスがよく分からないわたしには、ちょうどいい本が見つかったかなーと思いました。


アメリカの一般的な家庭料理本については、また今度!


朝は冷え込みます。。

まだ9月末ですが、昨日くらいから朝方の気温が10度(50F)に…。1週間前は最高気温が30度くらいになった日もあったのに、今週からは20度以下です。

庭のトマトがやっと豊作(遅い)になった途端、初霜かな、、どう見ても寒さで凍える色になってしまったトマトたち。

今朝からヒートテックとニットの靴下着用です。さっきエアコンの設定を暖房にして、つけちゃった!

これだけどんよりだけど、これから晴れるらしい。ほんとかな。。



先週、とても暖かくて天気のよかった日に、グラフィティアーティストの友達が参加したウォールペイント(mural)を見てきた。N Alberta & 21stです。

写真 1.JPG 


よく見ると煙突?の部分がkになってるのだなー。Keep your chin up!

きょうはこのAlberta StreetでのLast Thursday、月一でフリマとストリートパフォーマーのお祭りです。
http://www.lastthursdayonalberta.com/

2013年9月25日水曜日

9ヶ月ぶりにポートランドに戻り思うこと

ちょっと出かけるだけでこんなに気分が良くなる街はない。

自転車、中古で買ったロードバイクで繰り出す。家々がカラフルで作りがみんな違うしフロントポーチに咲く花に見惚れたり木漏れ日が綺麗だなーとママチャリ並みのスピードでゆっくり走る。ここはアメリカだけど映画やテレビドラマで見受けられるアメリカの風景とは違う。ダウンタウンを離れれば同じ形をした集合住宅が少なく、家はそれぞれ個性を持っていて庭のデザインまで全部違うから植わっている花や木々もいろいろで目を楽しませてくれる。

信号のない交差点では歩行者・自転車が最優先なのでほとんどの車が止まってくれる。20分も走ればリスを1匹は見かけるし。

全米でトップを争う自転車の街、ポートランド。4時をすぎるとダウンタウン近辺では自転車通勤の人々が自転車専用レーンを連なるし、ホームパーティーをすれば半数以上が自転車で現れるということも。

バスに乗れば運転手はとても陽気にHallo!!と挨拶するし、降車するのに車内を張り巡らされてるワイヤーを引っ張るんだけどなかなか反応せずもがいてると顔面タトゥーのパンクなにいちゃんが笑顔で助けてくれたり。

タトゥーといえば行きつけのスーパー(New Seasons)の店員は半数も、おばちゃんでさえ見える位置に絵が入ってるが、新鮮な地元の食材を取り揃えみんな生き生きと働いている。

街中で服屋さんだけでなく通行人にもあなたのカーディガンとっても素敵!その靴どこで買ったの?そのジャケット好きよ!と褒められる。すれ違い様に肩が触れたら笑顔でExcuse me!だ。郵便局でペンが1本もないな〜とつぶやくと前に並んでいた女の子が快く貸してくれるってこともあったな。みんな気持ちに余裕があるってこと。

アジア人の割合が少ない街だが、不快な他人の目線を感じることは全くない。他人に手を貸す/干渉しないことのバランスがとても自然に取れていると思うのは、多様な民族と文化の国で生まれ育ってるから身についているのだと思う。(もちろん住む地域や人によって差別的な行動をする人も存在するわけだけど)


もしポートランドを訪れる人がいたら、ダウンタウン散策だけでなくぜひ自転車、もし雨ならバスを乗り継いで市内を見て回ってほしいなー。
わたしが会う人会う人に言ってるのが、観光に適した街ではなく住むのに適した街だから、数泊滞在する人にもぜひ人々の生活に紛れ込んで欲しいんだよね!