ラベル food の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル food の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2014年12月16日火曜日

ポートランド最大級クラフト展

ポートランドといえばクラフトといっても過言でないくらい、近年メイドインポートランドのクラフト作家がどんどん増えて、街には新しいクラフトショップが激増しています。
ほとんどの作家は自宅で作品を作り、ポートランドのお店に委託したり、Etsyなどのオンラインショップで売っているよう。そんな作家たちが集結したクラフトフェア、クラフティワンダーランドに行ってきました。クラフティワンダーランドとは、元々その名前でダウンタウンに店舗を構えるクラフトショップ。このフェアの場所はコンベンションセンターといってポートランド中心部に位置し、オレゴン州で一番大きい展示場。それだけで行く前から期待大。入場料が無料なのも嬉しい。




オレゴン州中心に西海岸で制作するアーティスト達の、300近いベンダー数。12月半ばのクリスマスギフト購入客をターゲットにした時期のため、たくさんのお客さん達でごった返していました。





一番多いと感じたのは、ジュエリーのブース。真鍮やシルバーといった手頃な価格帯の金属と、原石に近い自然な形の天然石を組み合わせたのが今年流のよう。
イラスト作品も多く、動物が描かれた温かみのある色彩が主流。どこでも見かけたのがブルドッグの絵!笑 ネット画像でも最近よく見かけるので、これも今年のトレンドかと。
セラミックや木工のアーティストも、ほとんどが自然からインスパイアされた作品が中心なのが、とってもポートランドらしいところ。
ホットソースやトフィー屋さんなど食品のブースもちらほら。中でもキャラメル・トフィーのお店を出していた女性が7月に参加した保存食交換会で会った方で、バター&スモークアーモンドトフィーを試食したら絶品だったので、クリスマスギフトにお買い上げ。彼女と話していたら、その会に参加していた他の2人もブース出してるわよとのこと。さすがポートランド、クリエイター率高い!

ほんわりした色彩と世界観の絵に釘付けになって顔を見上げたら、そのブース内にいたのが友達だったなんてことも。APAKという名前で、夫婦で活動されてるのがなんともステキ。

毎年年末に買っているカレンダーの作家も出店していて、好きなアーティストに直接会って話ができたのも嬉しかったこと。

子供たちが出展しているコーナーも設けられていたのがさすが。



ビーワックスでチャームを作って売っていた男の子は、制作時間によって値段が違う旨をしっかり説明してくれたこと、自作の魔法の杖をガラスケースにディスプレイして売っていた子は、一つ一つペイントや飾りの違いを教えてくれ、子供たちのプレゼン力にひしひしと感心しました。

自分の仕事につなげる市場調査とクリスマスギフト獲得も兼ね、ゆっくり3周くらいしてたらあっという間に4時間近く経っていました。笑

2014年10月7日火曜日

オレゴンキノコ協会のフィールドトリップ

西海岸の秋の味覚といえばキノコ!
ノースウエストアメリカの雨が多く暑すぎず寒すぎない気候と豊かな森林の恩恵で、ほぼ一年を通して様々な種類のキノコ狩りが出来ます。

秋にポートランド周辺で採れる代表的キノコといえば、シャンテレール。



こちらは先週マウントフッドの周辺で採ったもの。1kg近い、大豊作。
フルーティな香りが特徴で、食感はエリンギのようにコリっとしていて且つもっと品のある味わい。

今日はオレゴンマイコロジカルソサエティ/オレゴンキノコ協会主催のフィールドトリップに参加してきました。

この団体はポートランドを中心に活動していて、月一でのミーティング、フィールドトリップ、キャンプなどが主な内容。ミーティングは一般公開で、来場する人たちが近日に採ってきたキノコを持ち寄ると、キノコに詳しい方々が名前を鑑定してくれるのが嬉しいのと、テーブルに様々な種類のキノコが並んでとっても面白い。鑑定の後に大学教授レベルのキノコ・菌類学プロの方々のレクチャーもあるので勉強になります。

フィールドトリップは朝9時過ぎにポートランド中心から車で15分ほどのところで全員集合し、そこから車が連なって目的地へ。30分ほどでここぞという森にたどり着くと、みんなハイキングブーツにキノコを入れるバスケットなど装備し、散れ散れにいざキノコハンティング!このロケーションの一番の目的は、何と言ってもシャンテレール。

1時間ほど後に出発地点に収穫物を抱えた人たちが戻り、品評会。
テーブルの上にはシャンテレール以外の食用には適さないキノコを中心に、図鑑を見ながら鑑定中。こちらの主催者の男性が持っているのが、通称カリフラワーマッシュルームで相当美味しいらしい。


写真手前のなんだこれは?!な物体は、デッドマンズフットといって、立派な菌類。
ちなみに一部のキノコは染色にも適していて、これはゴールド〜茶系に染められるらしい。その隣にあるのが、デッドマンズフットを見つけた方がすぐ脇にあった永久に腐らない新種キノコだよーと冗談/皮肉交じりに置いた、ドリンクカップとストローのゴミ。


本日のわたしと旦那の収穫。シャンテレールがピッタリ1パウンド、450gくらい。フィールドトリップに集まった全員が十分に夕飯に味わえる量のシャンテレールを採った模様。


今夜はカルボナーラにして頂きました。風味が本当に素晴らしい。残りは朝食にクリームソースで和えてクレープで食べる予定。

次のキノコ狩りはマツタケが見つけられるように目を光らせてます。秋のキノコハイシーズンは10ー11月。この涼しい季節にハイキングがてら美味しいキノコが手に入るのは最高の行楽!


2014年9月7日日曜日

自家製ビール持ち寄りパーティ

ポートランドは小都市ながらマイクロブルワリー(小規模ビール醸造所)/ブルーパブ数が全米でもトップレベルに多いのですが、家で趣味として自家製ビールを作る人たちもたくさんいます。
日本の法律はかなり厳しく家庭でアルコールを起こすことは現実的には違法で、梅酒を作るにもレシピには発酵しないように注意書きされるほどですね。

オレゴン州の自家製醸造酒の法律によると制限はこのようになっています。
・2人以上の家庭は年間200ガロン(757リットル)を超えてはならない(1人暮らしの場合は100ガロン以下)
・アルコール度数14%以上を超えてはならない

アメリカは州によって法律が異なるので詳しくはこちら

200ガロンというととてつもない数字ですがわかりやすく言うと、大抵一度に作るビールの量は5ガロン。毎週一回ビール作りをするとしたら12ヶ月で240ガロン。おっ、超えてしまった笑。でもビール作りってほぼ一日掛かりの作業なので、そうそう毎週作る人はいないと思います。頻繁な人で毎月一回か二回くらいなもの。なので妥当な量ですね。

アルコール度数で言うと、13%以下になるのは基本的にビール、果実酒(アップルサイダーなど)、ワインまでが合法的に家で作れますよってことですね。


さて、うちでは旦那がビールを作るのですが、いつも材料を手に入れるお店、ホームブリューエクスチェンジで品評会がありました。年に何回か開催され、昨日は3回目の参加。法律に沿ってチャージは取れないので参加費は無料。王道な種類からクリエイティブなビール、様々なアルコール飲料、そしてビールの親戚にもなり得る発酵食品やチーズなど菌類食品までたくさんの人たちが持ち寄りシェアしました。

およそ20種類くらいのアルコール飲料。テイスティングカップで片っ端から試飲






印象的だったのは、チェリーポーター(味わいよし)、マンゴービール(超フルーティ)、ブロンドコーヒースタウト(スタウトなのに透明でゴールドな仕上がり)、ピノノワールワイン、ムーンシャインという度数50%以上の蒸留酒、カルーア、バーリィワイン(大麦酒)、お店に隣接したところで作っているコンブチャ(紅茶キノコ)。

食べ物は自家製チーズ、ピクルス、ジャム、キムチ、わたしが持ち寄ったのはスペントグレイン(ビールを作った後の残りカスモルト)入りのクッキーと残ったビールイーストをリユーズしたパン。
写真下の赤いキムチ、紫キャベツや紫人参、ケールなどで作られていて辛味がマイルドに広がってとっても美味しく、作った方に聞くとハバネロ・ハラペーニョ・タイチリ入りだそうでしかも種まで入っているのに(種の辛さは特に危険)、作ってから5日ほど日が経ち発酵によって尖った辛味が落ち着いたんじゃないかとのことでした。わたしもキムチを作りますが白菜とコリアンホットペッパーで王道キムチしか知らなかったので目からウロコ!
写真には写っていませんが、お店のお客さんでもあるプレッツェルやさんがなんと20?もの顔のサイズほどもある熱々なプレッツェルを差し入れてくれたのですが、モチモチで塩っ気がいい塩梅であっという間にケースは空っぽ。ファーマーズマーケット中心店舗を出しているそうです。

お酒はどれも美味しく頂いて、たくさんの人と話して、軽く夕飯を食べてから行ったにもかかわらずいろいろつまみ食いが止まらなくて笑、とっても楽しいひとときでした。




2014年7月17日木曜日

ポートランドで梅酒を作りたかったけど、

梅が手に入らなく、灯台下暗しというか庭にプルーンの木があって熟す前の青い実がたわわに成っていることに気づき、プルーンで果実酒を作ることにしました。作った後に友達から6月のほんの2週間ほど青梅が宇和島屋に出回ってると知りましたが、1パウンド$10近いらしくて超高価ですね!

プルーンはBrooks Plumという種類で、味は熟すと青い皮で縦長です。干してプルーンとして知れ渡ってる種類ですね。そのまま食べても甘くてジューシーでとっても美味しいです。


手の届かないところまでいっぱいなっているプルーン。

調べてみると、青梅の梅酒は梅が硬いくらい青い、若い梅の方が渋みなく長く漬けるにはいいそうです。あと青プラムは一番梅酒に近い味になるらしい。プラムもプルーンも同じものですね。
梅酒作りに欠かせないのがホワイトリカー。しかしこちらでは手に入らないので代わりになるのはウォッカ!35度以上のお酒ならなんでもいいのですが、一番無味に近く果実の風味を損なわない代用はウォッカだそうです。


レシピ
プルーン 1kg、ウォッカ 1.75L、氷砂糖 1パウンド/454g。

綺麗に洗って水気を拭いたプルーンを消毒した5L容器にこんな感じで氷砂糖と層になるように入れ、ウォッカを注いだら冷暗所に保管。



梅酒は基本的に出来上がりに1年もかかるそうなので、数週間で出来るプルーンシロップも作りました。


プルーンと氷砂糖は同量で。家に1Lの容器しかなかったので500gずつで仕込みました。氷砂糖は入り切らなかったので残りは溶けてかさが減ったら継ぎ足すつもり。

味のほど、報告します!




紫蘇ジュース作り

庭で赤紫蘇と青紫蘇を一株ずつ育てていてまだ葉っぱが育ち盛りなところなのですが、紫蘇ジュースが飲みたくて待ちきれず、先週両方の葉っぱをミックスして紫蘇ジュースを作りました。
レシピを調べてみると、少ない分量のレシピでも葉っぱの量が350g。庭の紫蘇は量るとたったの50gでしたが、原液400gくらいにはなりました。
しかし友達の家に持って行ったらあっという間になくなってしまい笑、んーどうしてもまた作りたい!
そこで思い立ったのが、以前アジアンスーパーのFubonで売ってるのを見かけた、表が緑で裏が紫の紫蘇みたいな葉っぱ。ハーブのコーナーにモリモリ積んであるのがとても気になっていました。
おとといスーパーの近くまで行ったので購入!味見してみると、確かに紫蘇に近い。ベトナム料理に使われる紫蘇なんですね。それに1束59セントととってもお手頃です。オーガニックではないですが紫蘇は農薬なんて使わなくても雑草みたいに育つだろうし、少量なら煮出してもまあ気にしないと、とりあえず3束買ってみました。家に帰ってから葉っぱだけ摘み取って計量すると、およそ100g。お試しにはこれくらいでいいかなと。

このように片面緑、片面紫。

煮出すと赤い色素が抽出されて葉っぱは緑に。

レシピは、
紫蘇100g、水800g、蜂蜜130g・砂糖40g、レモン汁1個分。
蜂蜜は100gのつもりだったのに容器を傾けたらドバッと出てしまい、、結構甘めの出来上がりだったので砂糖分これより少なめでいいと思います。
沸騰した湯に洗った紫蘇をドバッと入れ15分、紫蘇を取り出し砂糖分とレモン汁を入れて煮詰めたら出来上がり。

冷ました原液を水で割って飲んでみると…前回作った赤紫蘇青紫蘇ミックスの紫蘇ジュースとあまり変わらない仕上がりでした!
ヨシ、庭の紫蘇がもっと育つまではこのベトナム紫蘇で代用だな〜。



2014年7月11日金曜日

タマレス売りのおばちゃん



タマレスとは、メキシコのちまきのような食べ物で、トウモロコシの粉を練ったものに鶏肉などを中に入れ、トウモロコシの皮で包んで蒸した料理です。

ほぼ毎週土曜日に、玄関をノックし"タマレス!"と売りに来るおばちゃんがいて、$5ドルで写真のような感じにビニール袋に入った6つのタマレスが買えます。

推測するに、低所得の家庭が副収入にやっていることだと思うのと、何せ訪問販売なのは胡散臭がる人もいるかもしれませんが、うちの夫は協力的で家にいる限り買っている。クリスマス前に来た時、少し上乗せして払ってたのはアメリカ的。

やろうと思えば誰にでもできることだけど、実際大きなバッグを抱えて自分の足で売り歩く行動に出る人は限られてる。何より美味しい、メキシコの家庭料理。

ポートランドで味噌作り




友達主催で味噌ワークショップをしました。
日本人4人とアメリカ人5人が集まり、味噌を作るのはもちろん、味噌や塩麹で味付けした豆料理をふんだんに振る舞い、味噌について語る会でした。

個人的に2回、家で味噌を作ったことはあったのですが、1回目は失敗、2回目は半年前に作ったのでちょうど食べごろになってきていい参考になりました。5種類くらいの味噌の食べ比べをして、1年以上前に作ったものは熟成が進んでいて色が濃くて独特の風味。ひよこ豆の味噌、アズキの味噌も初めて試食。ご飯は全部美味しくて、友達の作った料理もこんな簡単に作れるんだーと新たにレシピを教わったり、だんご状に丸めた味噌を容器に投げつけるのはあっちこっち汚れたけど楽しかった!

わたしは参加者兼お手伝いと中間的な立場だったのですが、ぜったい半年後にみんなで作った味噌を持ち寄って試食会をしたいなとか(保存する環境によって味が微妙に変わってたら面白いし)、その前に味噌料理レシピ交換会とか次に繋がる抱負が出来ました。

夏でバーベキューをする機会が増え同時に肉中心の食事が多い季節、ほっこりと野菜中心で薄味の和食が身体にしみました。もっと和食を作る機会を増やしたいのと、洋風でも味噌や日本の食材をアレンジしたものをどんどん浸透させていきたいなぁ。

2014年7月3日木曜日

ポートランド保存食の会

Pickle it! という言い回しがポートランディアというテレビ番組から流行ったように、ポートランドのレストランのメニューには必ずというほど前菜に自家製ピクルスの盛り合わせがあったり、家でこだわりのピクルスをつくるのがブームになっています。

ピクルスだけでなく、メイソンジャーに手製のジャムなどを入れてカンニング(煮沸消毒・空気圧を下げて密閉)すると、長期保存が可能です。そんな自家製保存食をみんなで持ち寄って交換しあう会に参加してきました。

ルールとしては、参加者はラベルをつけた5つの保存食を持ち寄ること。ジャーの大きさは問われず、5つとも同じ種類でなくても構いません。
こんな感じで、色とりどりの食品と工夫を凝らしたラベルがテーブルいっぱいに勢ぞろい!


品評会まではあれなあに、これなあに、とみんなでおしゃべり。参加者が揃うと、一人ずつ自作の保存食をプレゼン。



そのあと、今回ホストした家の人から、時計回りに一人一つずつ欲しいジャーを選んでいきます。それが5周すると、みんな5種類の誰かが作った保存食を持ち帰れるというわけ。

わたしは最近カンニングに興味を持ち始めたばかりだったので、家の裏庭で取れたルバーブで初めてジャムを作って持って行きました。みんな材料がオーガニックだったり自分で育てたフルーツだったりを上手にプッシュしてプレゼンしていたのも流石だな〜と思い勉強になりました。

わたしが獲得した5種類のジャーが、これ。


アスパラとキャロットのピクルス(タラゴン風味)、ケチャップ、イチゴのピクルス(バニラアイスなどに添えて)、プラムとローズのジャム、カラメルソース。
カラメルソースは塩とバーボン入りで、テイスティングした時とっても美味しかったのでゲットできて一番嬉しかったもの。アスパラとキャロットのピクルスのラベルは、タイプライターで一文字ずつ打ってありなんとも味のあるデザイン。

この会をきっかけに、この夏は裏庭の野菜をいろいろカンニングしようと意気込み中!






2014年3月4日火曜日

スティーブンスミスティーメーカー



Tazoティーの立役者、スティーブンスミス氏がTazoを離れてポートランドの工房で独自で"芸術的な"紅茶を開発、そんな並々ならぬ逸品が日本でも発売されたようです。

Tazoは1994年に数千人に1人の逸材と評されるスティーブンスミス氏によって立ち上げられ、アメリカの紅茶市場を約10年で7倍にしたそうです。
現在Tazoはスターバックスに売却されて、世界中に渡っています。

ポートランドでハーブティーや緑茶などを卸している友達が今月からこのスミスティーメーカーブランドを扱ってるそうで、サンプルを頂きました。

ベルガモットを試したのですが、1杯目は部屋を充満するほどに香り高く、同じティーバックから3回4回と抽出しても、まろやかさが味わえるというのはさすが。

男性用の香水のデザインのような高級感漂うパッケージ、パッケージ上にフレーバーの説明とベルガモットには"ロイヤリティーを感じたい時に是非とも"、写真右のハーブブレンドには"日除け帽子(sun hat)が必要かも"、となんと洒落たメッセージです。

ティーバッグのメッシュはなんと廃棄後に土に戻る生分解素材を用いられています。このまま生ゴミではなくコンポストバケツに放り込んで、家庭菜園の肥料になるなんて素晴らしい。さすがサスティナブルの街ポートランドではもはや当たり前になりつつあるコンセプトですね。

友達が是非わたしにと日本語サイトで取り上げられたリンクを送ってくれたので、シェアしますね。

My Lohas

Team Lens

Openers



2014年2月17日月曜日

ポートランド的?バレンタイン

アメリカのカップルのバレンタインデーの過ごし方といえば、男性から女性へ花束や贈り物、もちろんチョコレートも含め、そしてディナーはいつもよりちょっとイイレストランへ、というのが一般的。

ただでさえ人気のレストランは平日でも予約が必要なポートランド、わたしたちは家で"いつもよりちょっとイイディナー"をしました。


ワギュウステーキ (Phil's Meat Market)

マッシュポテト

舞茸のソテー バター醤油

ローストアスパラガスとカリカリベーコン、ヘーゼルナッツ添え

赤ワイン(Hop and Vineのボトルショップ)

チョコレートカスタードシュークリーム

チョコレート(WoodblockChocolate Manufactory)

 


前日の13日に2人で食材購入。
分厚いお肉はダウンタウン23rd入り口あるお肉屋さんから。超クリーンな店内で、消毒臭もなく、ショーケースの肉のディスプレイもまたビシッと整ってて、もちろんローカル/オーガニックで上質な品揃え、お値段は妥当といったところですが目の前の高級スーパーZupanよりはお得、更に店内と地下にワインも揃ってるのは本当に賢い。

ワイン部門はもともとコレクターの方が始めたので地下には本格的な品々が勢ぞろい。たまたまオーナーの方が現れ、正直にワインのことはよくわからないのとこのお肉に合うものを〜と促すと、快く上階の$10台のお手頃ワインを幾つか勧めてくれた上、2本買おうとしたら割引してくれたという気前の良さ。
ショップ店員経験のある身としても、こういう安物買いの客にも快くおおらかに接してくれるのはとても感心する。そしてこういう買い物時の何気ない会話が楽しくて、なんでもない日がとってもほんわかしたものになる、ということがポートランドではよくある話!


ここで手に入れたお手頃ワインは他の日用にし、バレンタイン用にはここ最近週一ペースで利用しているレストランと併設したHop and Vineのボトルショップで買うことに。
ここのレストランはあまりメディアにとられることはないけど旦那と共に贔屓にしているところ。ドラフトビールのセレクションがいいし、食べ物はハズレなし、特にハンバーガーは絶品、世界一!
ボトルショップはビールとワインが半々で小さい店内ではあるものの良い品揃え。逆に言うと小さいお店だからこそ店員が親身になって一緒に選んでくれて有難い。
先日おすすめされて買ったローカルワイナリーのBow and Arrowのピノノワールはフルーティでスッキリと飲みやすく、美味しく頂きました。

レジカウンターで目について一緒にお会計してもらったのが、Woodblock Chocolate。
原材料がカカオとケーンシュガー(キビ砂糖)のみ!元々アーティストの夫婦で経営しているポートランドのチョコレートブランドです。パッケージもウェブサイトも素敵なのでぜひ上のリンクをご覧あれ。旅行で訪れる方にも断然オススメのチョコレートです。


旦那が帰ってくるまでにシュー皮を焼いて、花束の代わりに舞茸買って来た!と意気揚々と現れた彼と2人でキッチンに立ってディナーの仕込み。こちらでは舞茸は高級品、常々わたしの一番好きなキノコ〜と言っていたので、まあ良しと。お花は食べられないし笑。
庭で摘んだスズランのような野草を飾って、ポートランド的バレンタインディナーの完成でした!




2014年1月24日金曜日

サスティナブルフィッシュ


オーナーが家業を引継ぎ、SE Hawthroneに開業したのがFlying Fishという魚屋さん。

シーフードのサスティナビリティ=持続可能性というのは、稚魚や(魚にもよると思いますが)メスは海に返し、成魚だけをマーケットに出すといったもの。

このお店ではそれにこだわって質の高いシーフードと、ローカルの精肉、鶏卵を扱っています。(因みにローカルのメリットは、地元の生産者の援助、長距離トラックで当方からの運搬費/ガソリン代の削減、季節の新鮮な食材を新鮮なうちに、というところがポイントです)

全体的にお値段はかなり高め。例えば上記のサーモンはスーパーより1パウンド(/lb)あたりの値段が2ドルくらい高い。他の魚も肉も、スーパーに比べると1,2割り増しです。(はい、魚食大国の日本と比べると、魚はこちらでは高級食材です)
でも、外食することを考えると、週末に家でいつもより質の良いディナーを囲むのはたまにはいいものです。そして何より美味しい!このサーモンは強火でさっと焼いて、ミディアムレアで頂いたのですが、今まで食べたサーモンの中で一番美味しかったと言っても過言ではないほどでした。ほんとに。

ローカル鶏卵はなんと1パック(12個)6ドル!スーパーで見かけるオーガニックブラウンエッグでも4,5ドルくらいです。生涯お店で見た卵の値段の中で一番高いのではないでしょうか。
一度旦那が買ったことありますが、これもまた極上。割った時の黄身の盛り上がり、色味、味、全てが5つ星級でした。家族経営のファームで放し飼いされた鶏卵の価格とスーパーの特売の量産された鶏卵の価格、これらの差のトリックを想像してしまいます。


因みにこの魚屋さん、八百屋さんと併設してるのですが、さあ魚を手に入れたからあとは野菜だね、と八百屋さん側に入ると、店員のおじさんに待ってましたとばかりにニコニコと" Get some vegetables!"と迎えられました笑。みんな明るい、ポートランド。


去年オープンしたノースポートランドの革新コンビニエンスストア、Green Zebra Groceryの鮮魚コーナーで、こちらのシーフードを卸しています。


ちょうどラジオから、サスティナブル、オーガニック、ローカルはそれぞれどれが健康的で安全な食べ物なのかという内容の話が聞こえてきました。地元のラジオまでテーマの質が高いと、日々感心させられます。


2013年12月11日水曜日

Homemade Granola



グラノーラが作りたくて複数のレシピを見比べ試行錯誤、完成系に近づいたので公開。
英語のレシピを参考にしたのと、クックパッドではなかなかゴロンとしてオーソドックスなのはなかったので自信作!

基本材料はヘルシーなオートミール、食感ザクザクのナッツ類、酸味のバランスで手が止まらなくなる決め手のドライフルーツ、こんがりローストして色味を良くするオイル、グラノーラをゴロッとまとめてくれて焼いた後のカラメルがなんとも香ばしいシロップ類。これらを混ぜてオーブンで焼くだけなので、すっごく簡単。うちでは朝食よりもスナックですね。

焼く前


オーブンに入れてから50分後、完ぺきなこんがりブラウン!


底に流れて固まったハチミツがカラメル化!

レシピを見比べると、オーブンでの焼く温度が極端に違うんですねー。225F/110Cから325F/170Cって…。最初225Fのレシピで焼いたら50分経っても焼き目がつかなかったので325Fに上げたら、焦げました。。特にドライフルーツは焦げやすいので注意。焼いてる途中で加えるメソッドもあります。

メープルシロップを使っているレシピが一般的なのですが、高いのと、旅行先で買ったハチミツがたくさんあるのでハチミツで代用、全く問題ナシ!

何度か作って自分の好みの分量を極められるといいと思います。以下は参考までに。


〈Big Cluster Honey Granola〉
*カップは日本サイズで表記

・オートミール 2カップ
・アーモンド 1カップ  ざっくりとスライスしておく
・くるみ 1/3カップ  ざっくりとスライスしておく
・サンフラワーシード 1/3カップ
・ココナッツ 1/2カップ
・キノア 1/2カップ  ホワイトとレッド両方あればミックス
・チアシード 大さじ2
・ドライクランベリー 1/2カップ
・シナモンパウダー 小さじ2
○オリーブオイル 大さじ2
○ハチミツ 120g

あとはパンプキンシードやレーズンやカシューナッツとかお好みで☆


  1. オーブンを110℃にセットする。
  2. ・の材料をボールに入れてよく混ぜる。
  3. ○を加えてよく混ぜる。
  4. 天板にクッキングシートを敷いて、3をまんべんなく広げる。
  5. オーブンに入れて焼く。
  6. 香ばしい香りが漂ってきたら(40分後)、オーブンを170℃に上げて5分、表面がきつね色になったら取り出す。
  7. クーラーの上に乗せ、完全に冷めるまで待つ。

この間にまだ全体的にしっとりしているので触るのは厳禁、水分が飛んでハチミツが完全に固まったらスプーンなどで割りほぐします。

密閉容器で1週間持ちますが、数日以内にはなくなることでしょう♪


2013年11月27日水曜日

アストリア一泊旅行

先週末、アストリアへ行ってきました。
アストリアはポートランドから車で北西に2時間、ワシントン州をすぐ目の前に控えオレゴン州の端っこに位置します。200年ほど前にアメリカ東部からやってきた開拓者に発見され、西海岸では一番歴史の古い街。もっとも入植地としてのことですが。映画ではグーニーズのロケ地として有名で、グーニーズハウスなんかも一般公開されています。
アストリアについて:
http://portland.junglecity.com/enjoy/shorttrip/astoria.htm

というのが基本情報で、ここまで出向いたのも一番の目的はFort Stevens State Park/フォート・スティーブンス州立公園でのキノコ狩り&レクチャーを受けるため!

オレゴンは雨が多くじめじめした気候がキノコの生育に適しています。とは言うものの、スーパーでしいたけ・しめじ・まいたけなんかは常に見かけるけど価格が日本の3倍以上。それなら家で育てる〜?とりあえずキノコ狩り行く〜?キノコは見極めが難しいからガイドブック片手より誰かプロについて行った方がいいよね〜?で探してようやく見つけたのが家から2時間の州立公園でした。

ハイシーズンは終わりかけなんですが、この公園では春先までキノコ狩りができるとのこと。そして集合場所に着いて驚いたのは、

 

まつたけがデカイ!しかも白い!
ピークは先週までの二週間だったそうですが、まだまだ採れるとのこと。

テーブルの上にあるキノコはレクチャーしてくれるレンジャーがすべて朝採ったもの。この中から美味しく食べられるもの、毒はないけどスライミーで美味しくないもの、毒性のあるもの、まつたけと類似している他のキノコの見分け方など、参考にできる本も紹介してくれたりでかなり勉強になりました。こちらはハンディタイプのお勧めされたガイドブック。

このあとレンジャーと一緒にトレイルに出て実際にキノコ狩り。レンジャーはみんなが見つけたキノコの見極めをしてくれます。みんな宝探しのように真剣でした笑


まつたけはそもそも松の木の根元の土に埋まっているものなので、基本的に素人が見つけるのは難しいといわれていますが、なんといってもこの公園で生育されてるのは巨大な白まつたけで、カサが開けば土の表面に出てきます。プロキノコハンターの眼を持つレンジャーが数個白まつたけを発見した後、わたしも見つけてしまいました!家に帰ってから撮った写真です。どどん!


 カサが完全に開いているけど茎がしっかりしていて香りは間違いなくまつたけ。
新鮮な内に半分ほどホイル焼きにしていただき、残りは冷凍しました。サンクスギビングにまつたけご飯でもこしらえようかと。


さて話は戻り、キノコ狩りのあとは車で20分、アストリアのホテルに向かいました。予約したホテル、外見はアンティークと言うよりはかなり古びていて凄いとこ来ちゃったなと思ってしまいましたが、1階はカフェ併設でロビーが何ともオシャレ!


部屋はとても清潔だったし、どおりでYelpの評価はよかったわけです。
アストリアはビンテージ・アンティークショップが多く、お店を回るだけで時間がすぐに経ってしまいました。得にオススメなのは、Vintage HardwareとPhog Bounders Antique Mall。詳細はYelpが分りやすいです。
Vintage Hardware
Vintage Hardware
Phog Bounders Antique Mall

Phog Bounders Antique Mall


Phog Bounders Antique Mall






夜はBaked Alaskaで軽く夕食、その後Wet Dog Cafe(Astoria Brewery)とFort Gorge Breweryをハシゴ。ブリュワリーは数件あるし、ダウンタウンの中心に泊まったのでこじんまりしたアストリアでは徒歩で飲み歩けるのはうれしいもの。最後酔い覚ましに(?)頼んだワサビジンジャーエールが一番印象的でした!

Fort Gorge Brewery

翌日観光した写真をいくつか。

clement'sのメキシカンホットチョコレート。朝食はここで

通りすがったアスパラガス料理専門のレストラン
丘の上にそびえるビクトリアン様式のFrevel邸。室内見学できます

ウィラメット川の向こうは、ワシントン州

アメリカ最長のアストリア-メグラー橋。全長7km近い
観光トロリー。1ドルで乗れるのはとてもお得

かつて缶詰生産で栄えた街

ビンテージストアで細々と買い物し、Josephson's Smokehouseでお土産にスモークサーモンを買いだめて、小さい街なのにまだまだ居れると名残り惜しいながらもランチの後にポートランドへ向かいました。シーフード好き、アンティーク好き、そしてキノコ好きな方には最高の街ですね!