2014年9月25日木曜日

家庭ゴミから堆肥へのサイクル

Nature's Needsというコンポスト(堆肥)を作っている会社が家から車で30分くらいのところにあり、質が良い(=野菜が良く育つ)上に安いので、我が家のトラック出動で買いに行きました。




ポートランドの家庭ゴミは、一般ゴミ/リサイクル/コンポストと3種類に分かれています。前市長が環境問題対策に熱心で、2年前に毎週回収だった一般ゴミが2週間おきになり、代わりにコンポストが毎週回収されるようになったために、それ以降ポートランドの一般ゴミは4割減という結果をなしています。

話は戻って、Nature's Needsは家庭から回収されたコンポストゴミー落ち葉など庭から出る草木のゴミと食料残飯ーからコンポストに処理しています。要は粉砕して山にし、微生物が分解するのとそれで発生する熱で年月を重ねると土になるという行程。去年までレストランなど商業施設のコンポストゴミも一緒に処理していたそうですが、食料残飯は分解中に異臭が発生するので(特に肉など動物性たんぱく質)、住民の苦情により商業施設ゴミは廃止し、現在は家庭から回収されたゴミのみだそうです。

アメリカでコンポストやマルチを買うには、園芸店やスーパーで1 qubic feet ≒ 28リットルの袋入りか、大量になると1 qubic yardという単位になります。1ヤードは0.75mなので、1立方メートルの立方体よりひとまわり小さめの量。といっても細かく計量できるわけではないので、ショベルカーのショベル一杯分になるのが現状ですね。

そんなざっくり勘定なので、以前マルチを買いに行ったところより今回は大きめのショベルカーがやってきたので、ちょっと得した気分にもなりました。1 qubic yard あたり$20。通常1 qubic feet の袋入りが$10くらいなので、家庭菜園する人には遥かにお得ですね。

実際はこれくらい。黒っぽさが良質の証拠。土っぽいニオイがしますが、悪臭ではない。


それにしても、家庭ゴミから年月を経てコンポストになって庭に戻ってくるというサイクル、超理想的な現実で素晴らしい!

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