2014年3月26日水曜日

ポートランドの桜

先週いっぱい晴れの日が続き最高気温が15℃くらい、ウィラメット川沿いとコンベンションセンターのソメイヨシノが満開になりました。

1989年に日本から贈られた桜だそうです。街中にチェリーや梅や桃の木が花を咲かせていますが、やはり日本人としてはこの淡い薄ピンクで可憐な桜、ソメイヨシノが一番落ち着きますね。ポートランドでもお花見ができることに、感謝。






アート税

先日郵便受けに投函されていたもの。





Art Tax Program、アート税を忘れずに期限までに納めましょう、という通知です。

アート税って?

これは一昨年2012年の11月、オバマ氏の二期目の大統領選と同じタイミングで、全米中で市長選など市民レベルの投票も行われました。大麻が2つの州で合法化されたのもこの時。

当時ポートランドで話題になっていた合法化の一つが、このアート税でした。
小学校の美術と音楽の教育をもっと潤すというもの。街全体がアートと密着してライブハウスがそこら中にある、ポートランドらしい企画だと思います。
6割以上のYes票を集め可決され、翌年2013年4月から毎年、18歳以上で年収$1000以上の世帯の個人につき$35。要するに家族世帯で夫婦と子供が18歳以下なら$70。
年間$4.5ミリオン、5億円近い額が集まる見込みで、新聞なんか読むとパートタイムのアートの先生をフルタイムにしようとしてるみたいです。

わたしとしては、芸術分野にもっと時間を費やせることで、子供達の感性の豊かさに繋がるはず、と肯定的にみています。例えば将来科学者や医療関係や警察官だったりアートと直接的に関係のない職業に就くとしても、考え方の柔軟性だったりオフの時間での過ごし方に違いが出てくるんじゃないかなーと。未来への投資ですね。今後に期待。






2014年3月14日金曜日

近所散歩: 春の家々と庭の木々

長〜い秋と冬の後、ポートランドにようやく春が訪れました。

家の近所、ノースポートランドを散歩。
普段でも街中で見かけるリスは、新芽をめがけて活発になり、徒歩5分に1匹の割合で出くわします。

今月から気温がぐっと上がってきて、今週は特に天気が良く、水仙が家先のあちこちで花開き、今週からチェリーやプラムの花が満開です。

ウィラメット川沿いの荒涼としたトレイルまで友達と散歩し、上下に開閉式の橋がゆっくり降りるのを眺めたり、落葉樹のすっかり枝だけになった木々の間に、アメリカの国鳥のイーグルやキツツキやコマドリや青い鳥などを発見したり。

ダウンタウンの端っこの方のウィラメット川沿いにソメイヨシノが立ち並んでるのですが、そちらはもうすぐかなあと思います。

もうすぐポートランド5年目、しかし日本に長く戻ってたこともあって春夏は3回目。
日本で見たことがない植物になんだこれは!と反応したり、土の違いか気候の違いか知ってる植物でも巨大だったり、家々と庭の作りが全部違うので数分散歩するだけで満たされる。この辺は3階を超える建物がまずないので、空が果てしなく広い。

こういうなんでもない満足感が、ポートランドに住んでいて幸せに感じることの一つとして大きい。

もう少し日が長くなり、気温がもっと上がると、庭でBBQやるからうち来ない?もしくはうち来る?の誘いで、毎週のように友達に会えるんだけどな〜。















2014年3月4日火曜日

スティーブンスミスティーメーカー



Tazoティーの立役者、スティーブンスミス氏がTazoを離れてポートランドの工房で独自で"芸術的な"紅茶を開発、そんな並々ならぬ逸品が日本でも発売されたようです。

Tazoは1994年に数千人に1人の逸材と評されるスティーブンスミス氏によって立ち上げられ、アメリカの紅茶市場を約10年で7倍にしたそうです。
現在Tazoはスターバックスに売却されて、世界中に渡っています。

ポートランドでハーブティーや緑茶などを卸している友達が今月からこのスミスティーメーカーブランドを扱ってるそうで、サンプルを頂きました。

ベルガモットを試したのですが、1杯目は部屋を充満するほどに香り高く、同じティーバックから3回4回と抽出しても、まろやかさが味わえるというのはさすが。

男性用の香水のデザインのような高級感漂うパッケージ、パッケージ上にフレーバーの説明とベルガモットには"ロイヤリティーを感じたい時に是非とも"、写真右のハーブブレンドには"日除け帽子(sun hat)が必要かも"、となんと洒落たメッセージです。

ティーバッグのメッシュはなんと廃棄後に土に戻る生分解素材を用いられています。このまま生ゴミではなくコンポストバケツに放り込んで、家庭菜園の肥料になるなんて素晴らしい。さすがサスティナブルの街ポートランドではもはや当たり前になりつつあるコンセプトですね。

友達が是非わたしにと日本語サイトで取り上げられたリンクを送ってくれたので、シェアしますね。

My Lohas

Team Lens

Openers



2014年2月27日木曜日

レストランレビュー: Handsome Pizza

ポートランドでイチオシのピザといえば、ここ!

Ken's ArtisanやFifty Fiftyといった人気ピザレストランも行ったけど、やっぱりここ。

ピザの決めてはクラスト。カリカリさ、もっちりさ、それらを引き立てつつ邪魔しない甘さ。
店内の石窯で焼くのはもはや当たり前で、微かに焦げがちらついている焼き具合がベスト!

さらにHandsome Pizzaのポイントは、地元の食材をふんだんに使用し、新鮮であること。
ピザだけでなく、サラダもドレッシングとチーズなどトッピングのバランスがパーフェクトなので、必ず頂きます。シンプルなんだけど、家ではできそうもない、クオリティ!

非の打ち所がなく、Yelpでの評価が4つか5つ星のみというのはアッパレとしか言いようがありませんね笑。

先日久しぶりに行ったら、いつもと同じLサイズ注文したのにふた周りほど大きかったです笑。特大!あーまた食べたくなってきた な !

隣続きにあるのが、Scoopというアイスクリームやさん。ピザの後お腹に余裕があったら是非。なんかもう美味しいというだけでなく目に見えない、作った人のアイスクリームに注ぐ愛情が伝わるかのような幸せな味です。ほんとうに。




Handsome Pizza

2014年2月17日月曜日

ポートランド的?バレンタイン

アメリカのカップルのバレンタインデーの過ごし方といえば、男性から女性へ花束や贈り物、もちろんチョコレートも含め、そしてディナーはいつもよりちょっとイイレストランへ、というのが一般的。

ただでさえ人気のレストランは平日でも予約が必要なポートランド、わたしたちは家で"いつもよりちょっとイイディナー"をしました。


ワギュウステーキ (Phil's Meat Market)

マッシュポテト

舞茸のソテー バター醤油

ローストアスパラガスとカリカリベーコン、ヘーゼルナッツ添え

赤ワイン(Hop and Vineのボトルショップ)

チョコレートカスタードシュークリーム

チョコレート(WoodblockChocolate Manufactory)

 


前日の13日に2人で食材購入。
分厚いお肉はダウンタウン23rd入り口あるお肉屋さんから。超クリーンな店内で、消毒臭もなく、ショーケースの肉のディスプレイもまたビシッと整ってて、もちろんローカル/オーガニックで上質な品揃え、お値段は妥当といったところですが目の前の高級スーパーZupanよりはお得、更に店内と地下にワインも揃ってるのは本当に賢い。

ワイン部門はもともとコレクターの方が始めたので地下には本格的な品々が勢ぞろい。たまたまオーナーの方が現れ、正直にワインのことはよくわからないのとこのお肉に合うものを〜と促すと、快く上階の$10台のお手頃ワインを幾つか勧めてくれた上、2本買おうとしたら割引してくれたという気前の良さ。
ショップ店員経験のある身としても、こういう安物買いの客にも快くおおらかに接してくれるのはとても感心する。そしてこういう買い物時の何気ない会話が楽しくて、なんでもない日がとってもほんわかしたものになる、ということがポートランドではよくある話!


ここで手に入れたお手頃ワインは他の日用にし、バレンタイン用にはここ最近週一ペースで利用しているレストランと併設したHop and Vineのボトルショップで買うことに。
ここのレストランはあまりメディアにとられることはないけど旦那と共に贔屓にしているところ。ドラフトビールのセレクションがいいし、食べ物はハズレなし、特にハンバーガーは絶品、世界一!
ボトルショップはビールとワインが半々で小さい店内ではあるものの良い品揃え。逆に言うと小さいお店だからこそ店員が親身になって一緒に選んでくれて有難い。
先日おすすめされて買ったローカルワイナリーのBow and Arrowのピノノワールはフルーティでスッキリと飲みやすく、美味しく頂きました。

レジカウンターで目について一緒にお会計してもらったのが、Woodblock Chocolate。
原材料がカカオとケーンシュガー(キビ砂糖)のみ!元々アーティストの夫婦で経営しているポートランドのチョコレートブランドです。パッケージもウェブサイトも素敵なのでぜひ上のリンクをご覧あれ。旅行で訪れる方にも断然オススメのチョコレートです。


旦那が帰ってくるまでにシュー皮を焼いて、花束の代わりに舞茸買って来た!と意気揚々と現れた彼と2人でキッチンに立ってディナーの仕込み。こちらでは舞茸は高級品、常々わたしの一番好きなキノコ〜と言っていたので、まあ良しと。お花は食べられないし笑。
庭で摘んだスズランのような野草を飾って、ポートランド的バレンタインディナーの完成でした!




2014年2月16日日曜日

フロリダへ

家族旅行でフロリダ州のキーウェストへ行ってきました。
ポートランドの空港から直行便がないので、行きはヒューストンとフロリダ中部の空港で2度乗り換え、帰りはシカゴで1度乗り換えでそれぞれたどり着くまで丸1日。北アメリカをぐるっと一周しました。ちなみに時差は3時間。

2月でも平均最高気温が25度、海で泳げる気候です。しかしながら2度目だったこともありサザンモストポイントや7マイルブリッジで記念撮影なんてことはせず、
たまにビーチや外食に出かける他は一週間貸別荘で読書/プール/夜はみんなでゲームやオリンピック観戦と、旦那の両親・妹夫婦の6人で何気ない家族団欒を過ごすというのがこの上ない贅沢なバケーションでした。

ポートランドに帰って来たら2人でものすごい安心感。フロリダは休暇には素晴らしいけど住むのはやっぱりポートランドだな〜と。