ポートランドへは街の魅力にひかれて全米から市民が移住してきます。生まれも育ちもポートランドって人は人口の30%くらいだそう。
ポートランドの魅力の一つは、時間の流れがゆったりなこと。他の州から越して来た人は、ニューヨークやシカゴとは違う“ポートランド時間”といういい方をします。
作り置きなどして客を待たせずに料理を出すサービス(ファーストフード)よりも、待ってでも美味しいものを頂く、これがポートランド的。そして食事はゆっくりと時間をかけて、会話を楽しみながら頂くもの。
例えばレストラン。テーブルに着いてメニューをもらい、とりあえずビールと注文してもすぐには出てきません。東京だったらお店に入って1杯目の飲み物はすぐ来るのが当たり前、飲み屋で働いたことのある人なら誰でもお客さんを待たせるなと教育されたことがあるでしょう。
ちょっと遅くない??って友達に言ったってまあそのうち来るじゃん?と。こちらのマナーとしても他のテーブルへ向かってるスタッフに手を挙げてExcuse me!と呼ぶことはしません。
最初の頃はどのレストランも従業員が足りないんじゃないかってプリプリイライラしてしまいましたが、もう慣れましたね。笑 イライラしたってしょうがないもの。
家でホームパーティーすると、設定した時間の1時間後くらいから人が集まってきます。
電車やバスで、ピークの時間帯に車内が混んできても、山手線のように押し込むように乗ってきたりはしません。バスの入り口付近がいっぱいだったら、運転手さんが「奥に詰めてー!」と声を張り上げて、およそいっぱいになったら入りきらない客を残して発車。バスも電車もすぐ来るし、次に乗ればいいやっていう余裕ですね。
人が歩くのもゆっくり。
青信号が点灯して赤に変わりそうになったら日本ではみんな小走りになるところ、ポートランドの人は悠々としてます。わたしは停車してる車に、横目で悪いと思いながら小走りしてしまいますが。笑
ライブ好きのわたしに困るのは、スタート時間が大抵21時で、平日でも余裕で深夜にかかること。お目当てのバンドがラストだったりすると、旦那のグレッグとぶつくさ文句言いながら待ちます。ったくみんな翌朝仕事あるでしょうに。これだからポートランダーは!とか言ってね。笑
0 件のコメント:
コメントを投稿