アメリカに行ったら食生活がガラッと変わりました。と言うと毎日肉とフライでXキロ太って…というのが典型的ですが、わたしは良い方に。
特に旦那がグルメで新鮮な食材にうるさいこともあり、付き合った当初からほとんど冷凍食品に頼ったことがなく(思い出せるのは冷凍ブルーベリーくらい)、
ナントカミックスの類とか、ドレッシングさえ買ったことがない。オイル、ビネガーと塩胡椒で簡単に作れるから。きょうはどんな塩を使おうかとかも楽しみになる。
ほぼ毎日スーパーで買い物をするので、冷蔵庫には残り物以外ストックのための食材がほとんどなく、野菜は新鮮なうちに使い切れる。
オーガニックの野菜ってやっぱりそうじゃ無いのと比べると値段が2・3倍違うってこともあるんだけど、皮も安心して調理できるし、うちでは野菜クズでベジブロスを作るのでなおさら(因みにベジブロス、栄養満点な上に普段のスープや煮物の旨味度が格段に増すのでオススメです)。
安い肉はホルモン剤とかどんな風に飼育されてるかわからないし、何よりfree-range/grass-feed(放飼いで雑草を餌にしている)のチキンを料理した時の旨味とジューシーさはハンパない‼︎
どうせ動物を口にするなら、愛情込めて、少なくとも倫理的に育てられたものの方が気持ちがいい=美味しいに決まってる。
それらの食材はアメリカのどこでも手に入るわけではなくて、ポートランドが特に力が入っている。
ポートランドでオーガニック食材を扱っているスーパーマーケットといえば、
全米展開しているWhole foodsやTrader Joe's、
我が家が一番利用している、ポートランド拠点に10店舗以上展開しているローカル・オーガニック・Non GMOスーパーNew Seasons、
ポートランド発祥で西海岸に展開している大型スーパーFred Meyerさえ、オーガニックコーナーを設けている。
これだけ充実してる都市はなかなかないんじゃないかなーと。ポートランドの感覚が普通になってくると、他の州に行った時に衝撃を受ける。先月家族行事でボストン南部に行ったけど、一般的なスーパーに立ち寄ると原材料が何かもわからない瓶ものと箱ものの壁に圧倒されたなー。
もちろん広大なアメリカではスーパーに週1でしか行けないようなところに住んでいる人はいくらでもいて、新鮮さよりも保存性を重視してるがゆえの結果であることは否めないけど。
肉魚は発泡スチロールトレイにラップは当たり前だったけど、わたしは暫く肉魚は塊から量り売りでしかかったことがないし、プラスチックラップでなくリサイクルペーパーに包まれる。リサイクルといえば、2年前に前ポートランド市長のサム・アダムス氏の時、市内の大型スーパーでのビニール袋廃止、リサイクルできるペーパーバッグになり、今では完全禁止でコンビニさえビニール袋をお目にかかることはありません。スーパーによってはエコバッグを持参すると5セント引きになるのは、日本でもありますね。
話を食に戻して、
食費は今まで掛けたことないくらい嵩むけど、他の娯楽費とか削って食費に当てるのは自然だと思う。実際無理に考えなくても東京にいるほど娯楽費・交際費は掛からない(友達とは外で飲み食いするよりホームパーティする機会の方が断然多い)。
アメリカの食事と言えばすぐ思い浮かぶのがハンバーガー、BBQ、ステーキ、フライドチキン・・・
全部肉ですね。笑 あとはフレンチフライとピザかな。
確かにポートランドでもそれらの食べ物はどこにでもある。
でもどこにでもないのが、チェーンのファーストフード。マクドナルドとかバーガーキングとかあることはあるけど、日本みたいに主要駅降りてすぐの立地にはほとんど存在しない。寿司屋の看板…と思ってよく見ると建物が明らかに前マクドナルドってこともありました。
ポートランダーがハンバーガーを食べたくなったらどこへ行くか。
ハンバーガーはチェーンのファーストフードでなく、地元展開のバーガーショップやレストラン、バー。フードカートでランチにバーガーもポートランド的かも。
どのお店もビーフに至っては大抵ローカルだったり、こだわっているところは契約農場で養われていてどんな餌を与えられていてなんて情報も開示ている。
ポートランドで数店舗展開されている人気バーガーショップ、Little Big Burgerのフレンチフライはハンドカットしてトリュフオイルで仕上げられている。激ウマ。
一度ハンドカットのフレンチフライを口にすると、もうファーストフードの薄黄色いポテトは目も向けないし、大体100%ポテトなのかわからないのこわいし、揚げたての香ばしさがまるっきり違う。
そもそも、料理にファーストっていう定義が矛盾なんだろうね。早けりゃいいってことはなく、作り置きじゃなくて自分のために調理された料理の方が美味しいに決まってる。
ま、ポートランドのレストランは少々待たせすぎなところも多いけどね。笑。そこは一緒に行った人(達)と会話を楽しむ時間、と解釈しないと。
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